つりビットラストライブ、そして長谷川瑞さんへの思い。

 

 

1.まえがき  

3月24日、つりビットが解散した。

 

PASSPO、ベビレ、チャオベラ、チキパなど、自分も行ったことのある有名どころのアイドルグループの解散ラッシュが昨年から続いており、つりビットも仲間入りを果たしてしまった。

 

ひとつ違うのは、自分がラストライブに足を運んだという点である。

 

ラストライブを終えて数日経ち、気持ちが色あせないうちにブログに書き残そうと思い、筆をとった次第である。

 

2.ラストライブに参加するまで

実はラストライブ以前につりビットの現場に行ったことは数えるほどしかない。

 

2014.8.10 『踊ろよ、フィッシュ。』リリースイベント@タワレコ名古屋PARCO

2017.1.3  NEW YEAR PREMIUM PARTY(冬TIF)

2017.8.19 ミュージックパーク 〜Girls & Music Theater Vol.7

2018.3.4  『不思議な旅はつづくのさ』リリースイベント@HMV渋谷

2019.1.3  NEW YEAR PREMIUM PARTY(冬TIF)

2019.3.18 『プリマステラ』リリースイベント@タワレコ錦糸町

 

なんとたったの6回である。初めて見てから4年半で6回だから相当少ない、少なすぎる。しかも最初の『踊ろよ、フィッシュ。』リリイベはフラットな床でミニライブだったものだから、ステージ中は一切姿が見えず、入退場しか捕捉できなかった。

 

ただ、2年半ぶりの再会となった2017年の冬TIFで、『爆釣御礼』がものすごく楽しく、そして小さい体を目いっぱい使い、とても素敵なダンスを踊る長谷川瑞さん(以下みーちゃん)に釘付けになった。あまりに高まったのでリプ祭りでもそのように伝えた。

 

 

 

ぼくはアイドルにおいてダンスが好きかどうかが最大の判断基準で、その発端となったのが清水佐紀さん(Berryz工房)なのだが、数多のアイドルの中で清水佐紀さんの次にみーちゃんのダンスが好きなのである。それほどまでにみーちゃんのダンスは素敵なのに、本人はダンスが秀でていると思っていないふうであり、首をかしげるばかりである。そんなに好きならじゃあなんであまり現場に行かなかったのかというと、自分でもよくわからないし誠に愚かであったと思うしかない。

 

いつしか疎遠になって、時は2019年3月18日。夜に友人と飲みの約束があったのだが、その前に錦糸町でつりビットのリリイベを見られることを知り、足を運んだ。なんとラストリリイベだったので、満員も満員で店内が人であふれかえっていた。週末にラストライブが控えていることもあり、オタクのコールも悔いがないように懸命に叫んでいる感じがして、どこかもの悲しさを感じ、メンバーは覚悟を決めて歩みを進めているような大人っぽさと切なさをまとっていて、胸がきゅっと締め付けられる感じがした。そして、相変わらずみーちゃんのダンスは最高にぼく好みで素敵で、このダンスが今日限りで見られなくなるのは嫌だ、絶対に嫌だ、あと一回だけでも見たい、そう思った。

 

すでにラストライブは完売しており、どうにか行けないものかとツイッターで検索したところ余らせている人を発見し、チケット確保に成功。こうしてラストライブへの道を拓いたのである。

 

3.ラストライブ

 

正直、唯一所持しているつりビットワークスである2ndアルバム『BLUE OCEAN FISHING CRUISE』に収録されている曲以外はほぼ知らないレベルの状態で参戦したので、知らない曲はたくさんあった。それでも、ぼくの数少ないつりビットとの思い出を彩っている曲がたくさん聴くことができた。

 

出会いの曲である『踊ろよ、フィッシュ。』

カーステで流してMIX叫びながら通勤した『裸足のマーメイド』『Chuしたい』

冬TIFで聴いて好きになった『渚でラテアート』『爆釣御礼』『My Victory』『Get Ready Get a Chance』

みーちゃんセンターの『ニガシタサカナハオオキイゾ』

ラストリリイベで胸に刺さった『真夏の天体観測』『ラムネ色のスケッチ』『終わらない Summer Breeze』

 

そして、つりビットの曲で一番好きな『カモメペリカンストーリー』

カモペリのイントロが流れた瞬間から涙が止まらなかった。数回しか足を運んでいないのに、まるで待っていてくれたかのようにセトリにあって、やさしく包み込んでくれた。

 

「あなたがもしも夢にやぶれ、傷ついたならば 私は急いで、あなたのもとへと そんな、カモメペリカンストーリー」

 

いまぼくは、意を決して東京に出てきて就いた仕事をものの半年もせずに諦めて、違う職に就くことになっている。いろんなことを考えて出した結論ではあり、後悔はほぼないのだが、逃げたといわれても仕方のない短期間での転職であり、気にならないといったらうそになる。

 

そんなぼくにそっと寄り添ってくれる曲がカモペリで、そしてまさしくこの歌詞のところで、みーちゃんがぼくに向けて手を差し伸べてくれた気がして、ほんとうに救われたのである。

 

こんな素敵な人に携わった時間はあまりにも短すぎた。そう気づくのもものすごく遅かった。でも、この最高のラストライブを通じてぼくに芽生えた感情は「間に合った」なのである。

 

たぶん、ラストライブに参加しなかったら、つりビットは「ちょっと関心があったアイドル」で終わっていたであろう。でも、ラストライブに参加してからというもの、みーちゃんのラストブログを読んで泣きじゃくってそのまま寝落ちしたり、アルバム買ってほかの曲はダウンロードして全曲かき集めたり、この秋は紅葉を見に長岡(みーちゃんの出身地)のもみじ園に行こうと目標を立てたりと、今からでも遅くないからつりビットを、そしてみーちゃんを愛していこうという気持ちに駆られているのである。いま、つりビットはぼくの中で「かけがえのないアイドル」になっている。

 

最後のあいさつでカツオ・・・じゃなくて竹内夏紀さんが以下のように語った。

 

 

つりビットにはたくさんの想いが詰まったとっても素敵な曲があるので、その曲を皆さんに授けます。それを聴き続けてくれれば、つりビットはずっと生き続けます。つりビットの曲は皆さんの傍にあるもので、皆さんの生活に溶け込むものだと思って歌ってきました。明日以降は5人はつりビットではなくなってしまいますが、次の夏も、次の秋も、次の冬も、皆さんといっしょに私たちの気持ちと曲は傍にいるので、聴いてあげてください(引用元 https://www.excite.co.jp/news/article/Oricon_2132242/?p=6)

 

 

あまりにも遅すぎた。でも間に合わないなんてことはない。なぜかというとぼくの中でつりビットはずっと生き続けるから。それに気づかせてくれたラストライブであった。

 

4.おわりに

 

最後に書きたいのは、みーちゃんへの思い。正直気恥ずかしいけれど、みーちゃんに読んでもらいたいと思ってこのブログを書いているところもあるので・・・

 

アイドルで最重要なのはダンス、と考えているぼくにとって、みーちゃんは文句のつけどころがないアイドルです。153cmの小さなからだでも、ステージではだれよりも大きく見えたし、動きも細やかで、楽しそうに踊ってて、大好きです。ダンスがみーちゃんに踊ってもらえて喜んでいます。振付した人も目を細めていることと思います。あなたはダンスを苦手だというけれど、だれよりも自信をもっていい部分です。あなたのダンスを見ているとき、ぼくはいつも幸せになるのですから。

 

なかなか現場に足を運んでいなかったぼくにでも、リプ祭りのときには文字数いっぱいにお返事をくれて、とてもうれしかったです。やさしいみーちゃんだから、みんなにそうしていたでしょう。大変だったと思いますが、そのぶんとっても思い出に残っています。ありがとう。

 

乃木坂が好きっていうところに共通点を持ててうれしかったです。まりっかの推しタオルとか、しゃべくりの感想とか、リプ祭りのときも話題に出してみました。エトランゼの写真持ってリリイベ行ったのも懐かしいなぁ。

 

リプでは好きだとか素敵だとかよく言っていたのに、口ばっかりで全然会いに行ってなくてごめんね。間に合ったとは思ってるけど、悔やみはたくさんあります。だから、これからも好きでいます。もしもあなたが表舞台に戻ってきたときには、胸張って好きですって言えるように、ぼくも日々を頑張りますね。

 

ありがとうつりビット。ありがとうみーちゃん。これからもどうぞよろしく!

26歳男性アイドルオタク、プリキュアショーに行ってきたの巻。

 

1.きっかけ

1-1 なぜプリキュア

 というのも、今ハマっているアイドルグループ『フィロソフィーのダンス』の推しメンである十束おとはさんがプリキュアが好きだからという理由で、現在放映中の『HUGっと!プリキュア』を見始めたことに起因する。

 ちなみに、ハマったおかげで’12年度の作品である『スマイルプリキュア!』も並行して見ている。キュアピースがすき。

 

1-2 プリキュア、地元に到来。

 僕は浜松市在住なのだが、なんと地元が誇るよく言えばコンパクトな遊園地である浜名湖パルパルプリキュアショーが催されることを知り、しかも夏季休暇初日という絶妙なタイミングであったので、これは行くしかない!と決意。アイドルオタクのフットワークの軽さは異常。

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ワァイ!!!

 

2.プリキュアショーレポ

2-1 プリキュアショー、ファミリー客だらけ。

 当たり前ではあるけども、女児連れのファミリー層で占められた会場。その中で身長177cm体重77kgの男性が1人でキャッキャしているのはさぞ気持ち悪かったであろう。でもみなさん慣れっこなのか優しいのか、不思議と鋭い視線は感じることなかった。僕のセンサーが壊れている可能性は否めないが。

 

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 こんな感じ

 

2-2 プリキュアショー、開幕。

 内容は、クライアス社のビシンがハリーを連れ戻そうとする内容。ビシンが出てきたのは最近だが、しっかり内容を合わせてくるあたりさすが。追加プリキュアのキュアマシェリ&キュアアムールにも焦点があてられた内容で、トドメはマシェリ&アムールの必殺技「ツインラブロックビート」で非常に高まった!!!最後は後期ED曲の『HUGっと!YELL FOR YOU』をみんなで踊っておしまい。結構な数の女の子が完コピし始めて、振りコピ大好きおじさんはとっても感動した。将来有望だ。

 尺は15時半から20分強。もうちょっと見たいな、と思える丁度良い尺だと思う。というかこれ以上やるとプリキュアが暑さで倒れちゃうよね。

 

3.撮影会&握手会

3-1 アイドルオタク、手慣れたチェキ撮影

 終演後の撮影会は有料(1,000円)。ワイドチェキでプリキュア5人全員と撮影してくれる。通常、アイドルのイベントだと全ショは3~4,000円するので、安い!!!!!(感覚の麻痺)ポーズはキュアマシェリ&キュアアムールの変身時決めポーズ!!!スタッフさんも慣れているからかうまく撮ってくれた。

 

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左からキュアアンジュ、キュアマシェリキュアエール、キュアアムール、キュアエトワール

 

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※画像はイメージです

 

 ちなみに、子供たちを撮影するときはカメラマンの横にいるスタッフさんがめっちゃ手叩いて大声だして「こっち見てねーーー!!!笑ってーーー!!!」って誘導していて面白かった。そうでもしないと子供はわからんよね、やさしい。でもおとなしい子供は正直ビビると思う。

 

 

3-2 キュアアムールに恋をした

 握手会は、希望者がステージ前に行って、プリキュアが中央、上手、下手と動き周り順番に握手しにいくスタイル。アイドルオタクは横一列にアイドルに握手しに行き、後ろに控えている剥がしスタッフに会話の途中であろうが無情にも引き剥がされるものだと思っているので新鮮だった。アイドルオタクに人権はありません。

 初めに自分の方にきてくれたのはキュアアンジュでした。しかし、手を伸ばしても小さい子優先なのか自分の方に手を伸ばしてくれず、結局握手できないまま去ってしまった。

 え、握手できないとかあるの???と思ったのだが、ここで我がバイブル『トクサツガガガ』(特撮オタクOLの仲村さんにスポットを当てた漫画。ビッグコミックスピリッツ連載中)をとある話を思い出した。アクターさんはプリキュアの着ぐるみ(言い方)を着用しているので、視界がだいぶ遮られている。ましてや子供目線でかがんでいるキュアアンジュの視界に、177cmのデカブツが映るわけがないのである。

 そこで、キュアアムールが来た時には、近くの子供たちと一通り握手を終えたのを確認してから「アムール!!!」と勇気を振り絞って呼んでみた。図々しいアイドルオタクといえども、ファミリー客に囲まれた中でプリキュアの名前を呼ぶのは結構勇気がいる。

 呼びかけに気づいてくれたキュアアムールは手を差し伸べてくれました。ぎゅっと握手!!!とても嬉しかった。呼んでみて正解だった・・・と思っていたら、アムールからハートサイン!!!!!

 

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 ※画像はイメージです(二回目)

 

 打ちぬかれた。キュアアムールに落とされた。ハートひとつでチョロいと思われるかもしれないが、それほどの衝撃があった。漏れ、もうアムールのことしか考えられない。

 

 

4.バラエティーショー

 19時からは何をやるかよくわかってないがバラエティーショーに参加してみた。蓋を開けてみたら『HUGっと!YELL FOR YOU』を練習付きで踊ってみようというものだった。プリキュアはやぐらに上って参加。

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ザ・夏祭り感

 

 ここで役に立つのが、夜空に映えるペンライト!さすがアイドルオタク!キュアアムールに向けて紫を振ったら、気づいてくれて手を振ってくれた!!!漏れ、もうアムールのことしか考えられない(二回目)

 浮かれたオタクは周りの目を気にせず、ペンライトを駆使しながらプリキュアと一緒にダンスを満喫。アイドルオタク、ダンスの吸収力が異常。

 

5.まとめ

 初参加のプリキュアショーだったが、我を忘れて(それでいいのか)楽しめたイベントだった。

 特にパルパルはショッピングモールとは違ってちゃんとした常設ステージがあって大人数を収容できるし、段になっているから後ろでもちゃんと見えるので177cmのデカブツが後ろの子に気を使わなくていいのでうれしい。

 アクターさん演じるプリキュアにこんなに魅了されるとは正直思ってなかったが、予想以上の楽しさと幸福感に大満足のイベントでした。

 ちなみに、明日13日も同じくパルパルでプリキュアショーがあるので行ってきます!アムール待っててね!

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すきぃ・・・


 

急に自身のオタク人生を振り返ってみる 1999~2003(小1~小5)

僕が初めて出会ったアイドルといえば、モーニング娘。である。1999年の紅白歌合戦に『LOVEマシーン』で出場したのを見たのが最初、だと思う。

 

まぁラブマはあんまり自分にはヒットせず、『恋のダンスサイト』もそこまで(なぜか家にはCDがあった)。曲としてグッときたのは『ハッピーサマーウエディング』から。歌番組に出ていたのを、祖父母の家で見た記憶がある。

 

しっかりとハマった自覚があるのは、2001年のシャッフル「3人祭/7人祭/10人祭」及び『ザ☆ピ~ス』のころ。シャッフルのCDは3人祭以外誕生日に買ってもらい(3人祭はたぶん、コンセプト上買ってくれなかったのだと思う)、娘。がパーソナリティを務めたその年の24時間テレビでは、なっち主演のドラマでボロ泣きした。

 

そのころにお年玉を使って、初めて自分で買ったCDというのが『Together! -タンポポ・プッチ・ミニ・ゆうこ-』というシブさ。ミニモニ。がブームだった中で、僕はタンポポが好きだった。

 

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タンポポプッチモニミニモニ。中澤裕子のコンピレーションアルバム

 

好きなメンバーは矢口で、今でいう単推しだった。部屋には矢口のソロポスターとタンポポのポスターを貼っていたし、下敷きもタンポポ。ペンケースはミニモニ。好きな曲は『たんぽぽ』『乙女 パスタに感動』『でっかい宇宙に愛がある』といったあたり。自分で言うのもあれだけど、小学校3年生にしてはなかなかなチョイスだと思う。

 

まぁ小学生のブームというのはさーっと駆け抜けてしまうもので、矢口センターの『そうだ!We’re ALIVE』が出るころには熱は冷めていた。それでも『Do It Now!』『ここにいるぜぇ!』くらいまではちゃんと聴いた覚えがある。最後の記憶は、6期が加入したというニュースをめざましテレビで見たこと。なぜか亀井という名前だけは妙に頭に残ったまま、オタクとしての僕はしばらく冬眠するのである。

卒業発表について(ももち)

Berryz工房(無期限活動休止)、カントリー・ガールズBuono!のメンバーである嗣永桃子さんが、2017年6月30日をもってハロー!プロジェクトからの卒業、および芸能活動を控える旨を発表した。在学中に小学校の教員免許を取得していて、卒業後は教育の道に進むつもりだという。

 

2015年3月3日の武道館ラストライブ(現状では)以降、ベリメンでは唯一ハロプロに残り、「アイドル」として表舞台に立ってきた桃子。そのラストライブでの『21時までのシンデレラ』では、7人の中で唯一シルエットがビジョンに残り続けるという演出があり、桃子はまだまだアイドルとして活動し続けるのだと僕たちベリヲタは安心させられた。一旦幕を下ろしたBerryz工房だけど、また動き出してくれるという期待が、他の誰よりも桃子に寄せられていたのではないかと僕は思っている。

 

その桃子が、他のベリメンの中で1番最初に芸能界から退くことを表明したということは、非常にショッキングなことである。確かに、3/3以降は梨沙子も表立った活動はしていないが、時おり画像でひょっこり顔を出す。何より、芸能界を退くというアナウンスはなされておらず、今か今かと待ちわびるオタクもたくさんいる。みや、茉麻熊井ちゃんの3人は表立って芸能活動をしているし、佐紀ちゃんはすっかり裏方になってしまった感はあるが、ハロプロには一番関わっているベリメンである。千奈美はジーニアス。

 

なんだかんだ言って芸能界には携わっている、もしくはすぐにでも戻ってきそうなベリメンばかりなので、再始動が夢ではないと信じてやまないのだ。そんな中での桃子の事実上の芸能界引退は、その望みが絶たれたように思えてしまう。少なくとも数年以内はありえないだろう。

 

当然僕もショックだった。Berryz再始動こそが、真の意味で「やり直す」ための重要なファクターだからだ。みんな何かしらの悔やみはあるだろうが、僕も相応の悔しさがあるのだ。自分を何度も責めた。そしてそれ以上に、あれほどの楽しい空間をもう一度味わいたいのである。

 

ただ、嗣永桃子という人に引導を渡されるということほど、納得ができ、何も文句を言えないのが事実である。何で辞めるのだ、という思いはみじんもなかった。

 

彼女ほどに周囲を納得させられるだけの行動や実績を残してきたアイドルは他に思いつかない。グループを支え、自らも脚光を浴び、教員免許取得など見えない努力を重ね、すべて結果を残してきた。そんな彼女の歩む道を、妨げるようなことはできないし、したくもない。彼女が教育の道を歩みたいのなら、それが考えられうる最善であることは疑いようがない。己が歩みたい道を歩むのがBerryz休止のコンセプトであるし、それが2015年3月3日の時点ではアイドルであり、2017年6月30日からは教育者の道、ただそれだけである。

 

すっかりハロプロから足が遠のいてしまった僕ではあるが、なんやかんやカントリーのリリースイベントは2nd以降各1回見ることができていて、3/3以降唯一顔を合わせているベリメンである。あなただからこそ納得させられる。本当にありがとう。

 

でもいつか、何十年後、おばあちゃんでもいいから、ルージュ引いてBerryz工房再始動させてほしい。っていう、やっぱり諦められなさね(笑)

【後編】握手会レポ 9月18日乃木坂46 15thシングル『裸足でSummer』発売記念 全国握手会@ポートメッセなごや

リアル『行くあてのない僕たち』になってしまった僕はこれ以上何をしたらいいのか。しばし呆然とした後、勝手に足が向かっていた先が能條×若月レーンであった。

 

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2016年9月18日 能條ブログより

 

全握ではゆみちゃんのところには毎回欠かさず行っている。初参加の8th全握手で深川×能條レーンに並んでいて、そこから見えた低めツインのゆみちゃんがあまりにかわいいので、握手後そのままフラフラとゆみちゃんのもとへ行ってしまったのがはじまり。あみちゃんは、僕が目当てとしているメンバーとやたらペアになる率が高く、先述のふかまいさん(名古屋8th)、万理華(名古屋11th)、かず(名古屋14th)といった具合である。過去5回全握に参加したうちの3回は、あみちゃんと握手しているのである。

 

つまり、この二人と握手をするのは比較的慣れているのである。握手はドキドキも必要だけど、この日は心が安らぎを求めていたのかもしれない。

 

この日のあみちゃんは僕的に絶好調で、今までで一番楽しく話せた。常にニッコニコ笑顔で、こちらの冗談にものってくれる。ちょっと前より綺麗になったんじゃないかと思ってしまった(わかりやすいオタク)。

 

ゆみちゃんは『口約束』の話がしたくて、ちょっと歌ってもらったりもして。ちょっと普段より大人しめな雰囲気だったけど、変わらない優しさと可愛さで癒された。

気づいたら能條若月レーンで3回ぐるぐるしていた。列もほどよい長さで、混んでもいないし空いてもいないといった具合。並んでいるオタクも、推しに似るのか落ち着いたオタクが多く居心地がよかった。

 

渡辺×絢音×北野レーンを挟み、5回目の能條×若月レーンを終えたところで、真夏レーンに行きたいと思い始める。真夏は乃木坂を見始めた頃から好きなメンバーで、モバメも一番初めに取りだした。かれこれ2年半ほどになる。その割には握手に行った回数が少ない。これは今回行っておかないでいつ行くんだという気持ちが湧いてきたのである。

 

最初は一回真夏との握手をしたらまた能條×若月レーンに行こうと思っていたが、並んでいる間に能條×若月レーンが締め切られてしまった。それも一因ではあるが、2回目の真夏との握手を終えたとき、残りの3枚はすべて真夏に行こうと決めた。

 

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 2016年9月17日ブログより

 

話したい話題は事欠かなかった。真夏のちゃんと足を上げるダンスが好きだとか、モバメを毎日のように送ってくれることの感謝だとか。思えば、真夏との握手でちゃんとした話をしたことがなかった。今まではネタ振りみたいなものとか、前回の京都で突如発症した真夏ガチ恋拗らせ握手とか(該当ブログ参照)。真夏はネタへのレスポンスもいいけれど、本当にちゃんと人の話を聴いてくれる。そして、しっかりとした言葉を返してくれる。短い時間の握手において、これは当たり前のようで当たり前じゃないこと。本当に素敵な人だなと感じた。

 

万理華欠席、そしてさゆちゃん途中退場というアクシデントに見舞われたが、長く好きでいる真夏とゆみちゃん、度々お世話になるあみちゃんと回数重ねて話せたことは良かった。前日の高ぶりをそのままにというわけにはいかなかったけれど、きいちゃんとも久々に握手できたのも良かった。

 

ただ、やっぱり万理華には会いたかったなぁ。

 

 

 

握手内訳

秋元(個人)   5枚

能條×若月     5枚

渡辺×絢音×北野 2枚

高山×川後       1枚

 

※もともと15枚所持だったけど、2枚は知り合いに譲りました。

【前編】握手会レポ 9月18日乃木坂46 15thシングル『裸足でSummer』発売記念 全国握手会@ポートメッセなごや

セブンイレブンライブでのきいちゃんフィーバーにより、ただでさえ足りないと思っていた15枚の全握券がますます足りなさを帯びてくる。15枚の配分にそもそもきいちゃんが含まれていなかったからである。最低でも10枚は万理華、加えてかず、ゆみちゃん、真夏はマストで、さゆちゃんも行っておきたいし、今回はみさせんにも行きたいと思っていたので、これにきいちゃんが加わったらどうしようもないのである。当日朝にはヤフオクに転がってた現取をどーしよーどーしよーなんて悩んだりして。

 

45分程度かかった長い長い入場列。ようやく入場できた14時前、意気揚々と入場すると一枚の紙きれが。

 

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膝から崩れ落ちるとはまさにこの瞬間である。目の前が真っ暗になった。ガックリ膝をついて真下を見ていたので、視界にはコンクリートしか映っていないから真っ暗で当然である。

 

こうなると話は別で、先ほどまで心もとないくらいに薄っぺらく感じた15枚の全握券が、喫茶店のフレンチトーストのような分厚い装いに早変わり。不思議なもので、あれほど誰それに行きたいあーこっちも行きたいなんていう思いは万理華がいてこそのものであり、その万理華がいないとなると、どこへでも行き放題なのにさっぱり湧き立たないのである。

 

とりあえずなんとか気分を変えようと思って高山×川後レーン。かずからは満点スマイルで「久しぶり~!!!」をいただき、いつもならブースからスキップして出てきてもおかしくないのだが、今回は高まるもなにも僕の心はコケまるでいっぱいなのでウンともスンともならない。

 

かずでダメなら、昨日あれだけはしゃいだきいちゃんのところだと思い立った。相方の琴子ダウンにつき、渡辺×絢音のカコミライレーンに移っていて、みり愛でまぁまぁいいスタートを切り(あやねちんはノーコメ)さぁきいちゃん。伝えたかった昨日のダンスの事を伝え、大変かわいいスマイルをいただきフィニッシュ。

 

さっぱりである。全く満たされない。万理華の存在って自身の中でものすごいものなのだと実感する。

 

3枚目は真夏、4枚目は能條×若月と消化し、若干体が起き上がってきた感じを覚えるも、まだ調子は出ない。もはや、ここで切るカードはもうこの人しかいない、井上小百合。万理華とのユニット曲『行くあてのない僕たち』をようやく聴けたので、その感想を伝えるべく、11レーンから21レーンの15時休憩入りあたりで列に並ぶ。

 

15時15分、休憩終了のアナウンスが入る。微動だにしない列。10分、20分と時は過ぎる。列はまだ動かない。募る不安と苛立ち。まさか。

 

15時45分ごろ、係員が待機列に向けて伝えたアナウンスは、「井上小百合、体調不良につき以降不参加」

 

悪いことは偶然にも重なるものなのか、それとも過密スケジュールが招いた必然なのか。わからないけれど、万理華もさゆちゃんもいない握手会という現実がただそこに横たわっていた。

 

後編へつづく

ライブレポ 9月17日 乃木坂46 2ndアルバム発売記念セブン-イレブン限定ライブ@ポートメッセなごや

セブンイレブンライブはセトリを事前に確認したところ、2ndアルバムに入っている曲中心(アルバム新曲をやるとは言ってない)といったセトリだったので、あまり期待はしていなかった。

 

① きっかけ(アルバム新曲)
② 命は美しい (アルバム収録)
③ ポピパッパパー (アルバム収録)
④ 不等号 (アルバム収録)
⑤ 嫉妬の権利(アルバム収録)
今、話したい誰かがいる (アルバム収録)
⑦ 太陽に口説かれて (アルバム新曲)
⑧ 別れ際、もっと好きになる (アルバム収録)
⑨ 君は僕と会わない方がよかったのかな (アルバム収録)
⑩ 羽根の記憶 (アルバム収録)
⑪ 太陽ノック (アルバム収録)
⑫ 悲しみの忘れ方(アルバム収録)
【Encore】
⑬ 裸足でSummer
制服のマネキン
おいでシャンプー

 

きっかけと太陽に口説かれては選抜全員参加なのでやりますけど、他はユニット系なのでやりませんという感じ。まぁアルバム新曲をちゃんとやろうとすると人件費的な観点で言うとだいぶムダ感あるのでやむを得ないし、一応見た目は無銭ライブだし(見た目だけ)、あまり文句は言えないのだが。神宮二日目行ってないし、エコパ神宮を除いたツアーは1公演しか行っていないところでアルバム曲を聴こうなぞおこがましいのだが、いつになったら環状六号線と口約束を聴けるのだという思いで臨んだセブンイレブンライブであった。

 

 

蓋を開けてみたら、断然ツアーより楽しいライブだった。エコパはふかまいさん効果がすさまじいので比較するのが難しいが、きちんと振り付け通りに踊るライブというだけでここまで楽しいものかというショック。ステージがいくつもあったり、花道移動盛りだくさんだったりで、今回のようなステージ一個でちゃんと踊るライブは全握のミニライブを除くとそうはお目にかかれない。

 

特に今回の収穫は、きいちゃんのダンスが非常に面白いということを再確認した点。振りが常に大きく、荒々しくて、それでいて表情豊か。きいちゃんはダンス一個でその場を席捲できるパワーがあるなと強く感じた。

 

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2016年9月17日のブログより

 

きいちゃんは8thと15thの選抜であり、今回の曲目ではアンコールまで1度も同じステージにいることがなかった。つまり、ツアーとは異なり万理華を見ているからきいちゃんが見れないというシーンが皆無に等しかったのである。それもあり、今回の「きいちゃんダンス最強説」が再浮上したのであろう。11th~14thのアンダー曲は本当にきいちゃんばっかり見ていた。

 

自身初であった『太陽に口説かれて』は、万理華をずーっと見て振りコピするのがとても楽しかったけれど、全体を通すとまりちゃ~♡充したというよりはきいちゃんでホクホクして帰ってきたセブンイレブンライブでした。